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転職活動中に知っておきたいこと

転職失敗にはパターンがある!事例から学ぶ「失敗しない転職のためにすべきこと」

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11分

転職失敗にはパターンがある!事例から学ぶ「失敗しない転職のためにすべきこと」

相山 華子(あいやま はなこ)

相山 華子(あいやま はなこ)
1997年慶應義塾大学卒業後、山口放送株式会社(NNN系列)のテレビ報道部記者を経て、2002 年からライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業の日本語コンテンツ監修も手掛ける。

思い切って転職して心機一転、新しい職場での日々をスタートしたのに、入社前には予想もしなかった事態に直面し、「こんなはずではなかったのに」と後悔した経験のある方もいることでしょう。しっかり準備を重ねて臨んだ転職なのに、なぜ失敗してしまうことがあるのでしょうか?今回は転職にありがちな失敗事例とともに、失敗を防ぐために押さえておきたいポイントを確認しながら、転職エージェントを利用して希望の転職を叶える方法ををご紹介します。

CONTENTS

転職の失敗には
どんなものがある?

転職で陥りがちな失敗は、大きく「入社前に確認できること」と「入社しないとわからないこと」の2種類に分けることができます。それぞれの原因と防ぐ方法をご紹介します。

入社前に確認できること

給与

事例1:転職して年収は上がったが、その分、残業や休日出勤が多くプライベートの時間が取れなくなった。

年収アップを狙って転職をする方は多いものです。しかし、給与水準が上がれば求められる仕事の責任や難易度は大きくなりやすく、結果として自分が思っていたような活躍ができないこともあります。自分の経験やスキルと、企業が求める水準が一致しているかを面接できちんと確認し判断しましょう。会社の風土などを聞き出すことも重要です。細かな点や聞きづらいことは、転職エージェントに確認を依頼するのも有効な手段です。面接中に確認できなかった細かな点はエージェントを通じて確認してみましょう。

待遇

事例1:英語力を活かして働きたかったのに、実際は英語をあまり使わない業務内容だった。
事例2:専門スキルを活かしたくて転職したのに、実際は企画や営業など想定外の業務が多かった。

待遇や労働条件が「思っていたのと違う」という理由で、転職を後悔する方も多いようです。「管理職になりたくなくて転職したのに、管理職にされてしまった」、逆に「グループのまとめ役を任せると聞いていたのに、実際にはグループ長の補佐役だった」など、想定外のポジションに就かされたことへの不満の声も。入社前の面接などで、具体的な待遇や詳しい労働条件をしっかり確認しておくことが重要です。

福利厚生

事例1:仕事に使う資格の取得なのに、費用の補助が受けられなかった。
事例2:社員寮があると聞いていたが、年齢制限があって入寮できなかった。

福利厚生の内容についても、入社前に必ず詳細を確認しましょう。一見、福利厚生が充実しているように見えても、細かい条件が設定してあって使えなかったという例も珍しくありません。将来を見据えて、出産·育児にかかわるサポート制度や資格支援の補助制度の有無も確認しましょう。

転職エージェントを味方にして失敗を防ぐ

以上の内容は入社前に確認できることのため、事前に面接で確認できるように準備を進めましょう。募集要項やオファーレターの隅々まで目を通し、質問があれば内定承諾前に必ず確認するようにしましょう。納得のいく転職をするために、転職エージェントに味方にして情報収集をし、フォローを受けることをオススメします。

入社しないとわからないこと

社風

事例1:「カリスマ性のある社長」と聞いていたが、実際には単なるワンマン社長で、社員はイエスマンばかり。社長の意見に反論できない雰囲気だった。

社風は自分の工夫や努力で簡単に変えられるものではないので、「自分には合わない」と感じても、その中で働き続けざるを得ないのがつらいところです。企業のwebサイトの会社概要ページなども社風を理解するヒントがある可能性があるため必ずチェックし、面接のときに面接官に質問してみましょう。また転職エージェントの担当者に情報収集を依頼するなどして、できる限り社風の把握に努めることも大切です。

労働環境

事例1:在宅勤務の仕組みが整っておらず、リモートワークができなかった。
事例2:本社勤務だと思っていたら、不便な場所にある支店に配属されてしまった。

労働環境が悪いと士気の低下を招きかねません。また、「入社してみたら、男性ばかりで女性社員が自分一人だった」など、性別や年齢のバランスが不均等な環境に不満を抱く方も少なくありません。面接の際などに、配属先の人員構成について確認しておくとよいでしょう。

人間関係

事例1:強制参加の社内イベントが多く、職場の雰囲気に馴染めずストレスが溜まってしまった。

人間関係のこじれから、仕事への意欲が失われてしまうこともあります。相談しやすさや空気感のマッチは本人のフィーリングによる部分も多いため、面接で積極的にコミュニケーションを取り確認しましょう。他部署との交流会や社内イベントなどがあるかないかを確認するのもヒントになります。飲み会などのイベントが多いことにストレスを感じる方も、面接の中で質問できるタイミングに確認してみましょう。

業務内容、商品·サービス

事例1:年収アップを最優先し他の条件は二の次で入社したところ、業務内容にまったく興味が持てず、やりがいを感じられなかった。
事例2:扱っている商品やサービスの質が悪く、仕事へのモチベーションが上がらない。

業務内容や自社商品·サービスに興味が持てないと、仕事へのモチベーションが下がりがちになってしまいます。特に営業職は、自分自身が自社の商品やサービスにある程度の興味を持っていないと、熱意をもって人に薦めることができず、思うように業績を上げられないでしょう。

転職エージェントと協力して失敗を防ぐ

入社後しないとわからないことでも、入社前の確認次第でリスクを減らすことが可能です。直接聞きづらいことこそ、エージェントと協力しながら確認して希望通りの転職を実現しましょう。「年収最優先で転職先を探したので、職場環境や社風はほとんど確認してなかった」、「とにかく早く転職したい一心で、最初に内定をくれた会社に飛び込んでしまった」ということがないよう、最優先事項以外の条件についても、面接などで確認するようにしてください。

後悔しない転職に
必要なこと

転職後のことをすべて事前に確認できるわけではありません。後悔しない転職のためには、企業側に確認を求めるだけでなく、求職者自身ができる限りの準備をしてミスマッチを防ぎましょう。

ミスマッチを防ぐために意識するとよいこと

ミスマッチを防ぐために、次の点を意識して転職活動をするようにしましょう。

嘘をつかない、必要以上に自分を良く見せようとしない

希望の転職先から内定をもらいたいがために、職務経歴書の内容を大げさに書いたり、虚偽の内容を書いたりする方がいます。たとえば、本当は英語でのメールのやりとり程度しかしたことがないのに、「英文事務経験が豊富」などと書いたり、海外出張を何度か経験しただけなのに「国内外でビジネス拡大に尽力」などと書く例です。
こういった事実ではないスキルが評価されて採用されると、実際のスキルと求められるスキルとの間にミスマッチが起きてしまいます。本人は「こんな難しい仕事を求められるなんて、大変過ぎる。これなら前の職場の方が楽だった」と後悔することになりますし、企業側も「期待していた人材と違う」と後悔することになります。事実ではないことを伝えないのはもちろん、必要以上に自分を良く見せようとせず、ありのままの自分で評価を受けるようにしたいものです。

譲れないものは何か?軸となるものを決めておく

転職の目的や譲れない条件などを明確にしておくことも大切です。たとえば、転職活動を始めるにあたって「絶対に年収を50万円以上アップする」と心に決めていたのに、何社が採用試験に落ち続けるうちに焦ってしまい、前職とあまり年収の変わらない会社に転職をしたとしましょう。最初は「とにかく転職できてよかった」と安堵するかもしれませんが、周囲の転職成功者を見ているうちに「自分も妥協していなければ、もっと稼げたはず」と後悔することになりかねません。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、絶対に譲りたくない条件は簡単にあきらめないよう、自分の軸となる要素を決めておきましょう。

提出書類のダブルチェック

書類選考通過を願うあまり、無意識に履歴書や職務経歴書の内容を実際以上によく書いてしまうことがあります。自分で気が付かないうちに、虚偽とも取れる内容になっていないか、転職エージェントの担当者や友人など、自分をよく知る第三者に提出書類をチェックしてもらいましょう。また、卒業年度や入退社年度、資格の等級·スコアなどに間違いがないかも、入念にチェックしましょう。

通勤経路の確認

働き始めてから、「通勤のつらさが想定外だった」と後悔する声もよく聞かれます。中には「自宅からオフィスまで1時間以内だから大丈夫だと思っていたら、すごいラッシュで毎日の通勤がかなりのストレスになっている」という方も。リモートワークがメインになる方は別として、基本、オフィスへの出勤が前提での勤務の場合は、平日の通勤時間帯に利用予定の路線の電車に乗り、ラッシュの程度を確認してみましょう。「これは、毎日だと耐えられない...」と感じたら、譲れないものの条件を見直した方がよいかもしれません。

口コミの確認

労働条件や福利厚生の内容は企業側が提示してくれる資料などで確認できますが、職場の雰囲気や社風は、面接だけではなかなかわかりません。より踏み込んだ情報を集めたいなら、転職サイトなどに掲載されている口コミも参考になります。ただし、口コミは玉石混合で、中にはすでに退職した人が悪意を持って書き込んでいる口コミもあり、信ぴょう性もまちまちです。あくまでも参考情報程度にとどめましょう。
より信頼できる情報を集めるには、転職エージェントに相談してみましょう。実際にその企業に転職希望者を紹介した経験のあるエージェントなら、転職者本人から寄せられた情報を持っている可能性が高く、また、実際にその企業のオフィスへの訪問経験もあるはずなので、そのときの感触を共有してくれるかもしれません。

ミスマッチを
防ぐために

転職に際し、転職エージェントは心強いパートナーです。転職エージェントのサポートを最大限に受けるために心がけておくとよいコツがあります。

希望をしっかり伝える

何かと頼りになる転職エージェントですが、人によって合う合わないがあったり、転職エージェントと求職者の捉え方が違うことも。ミスマッチを防ぐためには、求職者が自身の希望をしっかりと整理して転職エージェントに伝えることが大切です。
たとえば、「自分に適した求人がわからない」と言って、エージェントの担当者に「私に合うと思う求人をピックアップしてください」と頼み、担当者がピックアップした企業をよく確認もしないまま応募する方がいます。確かに担当者は本人の希望条件や適性に合う求人を選んではいるのですが、求職者が担当者に希望をすべて伝えきっているとは限らないので、担当者が選ぶ求人が必ずしも100%求職者に適しているとは言い切れません。ピックアップされた求人には必ず自分でしっかりと目を通し、自分の条件を満たしているか、自分のスキルでカバーできる仕事なのかを見極めた上で応募しましょう。

疑問点や不安な点は相談しよう

また、書類選考後に面接まで進むか、内定を承諾するかについても、疑問点や不安な点があればそのままにせず相談してみましょう。何が気になっているのかを言語化できない際はエージェントに話しながらポイントを明確にすることで、最終的に納得して企業を選ぶことができます。不安を事前に晴らし、安心して入社することが、転職後のスタートダッシュを切るコツです。

まとめ

  1. 転職の失敗は、事前の確認不足によるものがほとんど。多くのケースにおいて、給与や待遇、福利厚生、労働環境、業務内容についての確認不足が原因。応募や内定承諾の前には、必ず労働条件や労働環境についての確認を怠らないようにしよう。

  2. 職場の雰囲気や社風、人間関係が原因で「転職に失敗した」と感じるケースもある。その企業をよく知る転職エージェントに話を聞く、もしくはインターネット上の口コミを参考にするなどして、情報を集めるように努めよう。

  3. ミスマッチの原因が自分自身にあることも。高評価を得るために経歴やスキルを偽ったり、必要以上に自分を良く見せようとすると、実力に合わない仕事を担当することになり苦労することになりかねない。

  4. 転職エージェントは転職活動全般をサポートしてくれる心強い味方。ミスマッチをなくすために疑問点や不安なことを相談しながら解決し、納得して入社できるようにしよう。

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