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派遣社員で転職内定獲得!転職初日の準備を確認しよう

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12分

派遣社員で転職内定獲得!転職初日の準備を確認しよう

相山 華子(あいやま はなこ)

相山 華子(あいやま はなこ)
1997年慶應義塾大学卒業後、山口放送株式会社(NNN系列)のテレビ報道部記者を経て、2002 年からライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業の日本語コンテンツ監修も手掛ける。

派遣社員として希望の企業からオファーをもらったら 、うれしい反面、新しい職場に馴染めるかどうか不安になる人も多いのではないでしょうか?そこで本コラムでは、出社初日の流れ、初日にふさわしい服装や持ち物、気を付けるべきことなどを詳しく解説します。派遣社員としての新生活のスタートに、ぜひお役立てください。

CONTENTS

派遣で転職
出社初日に
やるべきことは

新しい職場に初めて出社する日は、誰でも多かれ少なかれ、緊張してしまうものです。新卒の正社員の場合は、同期入社の他の社員と一緒にスタートを切ることができますが、派遣社員はほとんどの場合が一人での入社になるので、「相談相手がいないのではないか」「一人で浮いてしまうのではないか」などと、不安になる人も多いでしょう。まずは、初日の大まかな流れを把握して、シミュレーションしてから初日を迎えるようにしましょう。

初日の流れ

派遣先の企業によって細かい内容や順序は異なりますが、派遣初日は概ね次のような流れで手続きなどが進むことが多いようです。

STEP1 出発前に服装と持ち物をチェック

第一印象はとても大切です。初めて会う職場の皆さんに失礼のないよう、また少しでも良い印象を持ってもらい、スムーズに業務をスタートできるよう、清潔感のある服装や身だしなみを心がけましょう。

服装
基本はスーツですが、カジュアルな服装が認められている職場ではかえって浮いてしまう恐れがあるので、オフィスカジュアルのほうが無難な場合もあります。判断が難しい場合は、派遣会社の担当者に相談して職場の様子を教えてもらうと良いでしょう。肌の露出の多いデザインの衣類や、主張の強すぎるアクセサリー類の着用は控えてください。
身だしなみ
男女ともに明るすぎるヘアカラーは避けた方が無難です。長い髪はゴムなどでまとめておきましょう。派手な色のネイルは避け、香りの強い香水も控えてください。
持ち物
持ち物については、以下のアイテムを持参するのが基本です。
大きめのカバン
初日は派遣会社から諸手続きのための書類や資料などを渡される可能性が大きいので、できればA4サイズの用紙がそのまま入るくらいの大きめのカバンを持っていくと良いでしょう。
筆記用具(ペンとメモ帳)
初日には、社内のルールや業務の進め方などの説明があります。随時メモが取れるように筆記用具は必ず持参してください。
クリアファイル
会社から支給された書類や資料をまとめられるように、クリアファイルを持っていくと便利です。
名刺入れ
名刺を支給され、社内外の人に紹介される可能性があるので、念のため持参しましょう。
派遣会社から指示されたもの
その他、派遣会社の担当者を通じて指示されたものがあれば、忘れずに持参するようにしてください。

STEP2 遅刻厳禁!派遣会社の担当者と待ち合わせ

派遣初日は、派遣会社の担当者と一緒に出社するのが一般的です。待ち合わせ時間はケース·バイ·ケースですが、概ね始業時間の30分ほど前に最寄り駅などで待ち合わせて、一緒にオフィスに向かいます。何か不安や疑問があれば、オフィスに到着する前に担当者に確認しておきましょう。また、服装や身だしなみのチェックもしてもらいましょう。

STEP3 あいさつ/自己紹介

到着したら、まず、派遣会社の担当者とともに人事の担当者や所属部署の上司にあいさつに行きます。「本日からお世話になります、●●(氏名)と申します。どうぞよろしくお願いいたします」と元気よくあいさつしましょう。基本的には、派遣会社の担当者が先にあいさつと紹介をしてくれるので、それに続く流れであいさつすれば、問題ありません。多くの場合、ここで派遣会社の社員は辞去し、この後はいよいよ一人で対応することになります

上司へのあいさつがおわったら、所属する部署で同僚の社員に紹介されます。デスクを回って個別に紹介されることもあれば、部の朝礼などで紹介され、自己紹介の場を設けられることもあります。自己紹介では氏名だけでなく、これまでの簡単な経歴と業務への意気込みを述べるようにします。経歴を話しておくと、「●●さん、医療関係の会社にいたんだって?」「英語はどこで勉強したの?」など、他の社員の方に話しかけられやすくなります。また、自己紹介の際には表情や話し方にも要注意。しっかり顔を上げて、明るい表情でハキハキ話すと好感度がアップします。

自己紹介の例
「初めまして。本日からお世話になる●●(氏名)と申します。前職では医療関係の会社で約5年間、インハウスの翻訳業務を担当していました。御社でもこれまでの翻訳経験を活かして、皆様の営業活動を精一杯サポートして参りますので、どうぞよろしくお願いいたします」

STEP4 社内の施設や設備の案内

自己紹介が終わると、社内を案内され施設や設備について説明を受けます。自分の使うデスク周辺だけでなく、会議室や応接室、食堂や休憩室などについても案内されますので、使い方やルールについて適宜メモを取っておくと、後々役に立ちます。

STEP5 全体説明

企業としてのビジョンや戦略、業界での立ち位置などについて説明を受けます。直接業務内容に関係するかどうかに関わらず、現在の注力事業や商品·サービスについての説明を受けることもあります。

STEP6 業務説明·研修

実際に担当する業務についての説明を受けます。スムーズに業務を開始できるように、しっかりメモをとって、頭に入れていきましょう。説明を受けた後、実際の業務に入る前に、新人用の研修が用意されていることもあります。研修がない場合は、そのまま業務時間に入りますが、いきなり難しい仕事を任されることはないので、ご安心を。まずは職場や業務に慣れることを目的に、他のメンバーの仕事を手伝ったり、簡単な事務作業などを任せられたりするケースが多いようです。
慣れないうちは、周囲の人に話しかけたり質問することを躊躇いがちですが、疑問を抱えたまま自己流に進めるのはトラブルのもと。わからないことがあったら、すぐに質問して教えてもらうようにしましょう。業務を始める前に、誰に質問すればよいか、誰にサポートをお願いできるのかを上長に確認しておくと安心です。会社によってはあらかじめ「指導係」(教育係)をつけてくれるので、その場合は指導係にどんどん質問して、仕事の進め方を学んでいきましょう。ただし、相手も自分の仕事を抱えていることを忘れずに。質問する前には必ず「今、質問しても大丈夫ですか?」と確認するようにしてください。

STEP7 退社

定時になったら、上長または指導係に報告した上で、退社しましょう。退社前に周囲の皆さんに「今日は研修をありがとうございました。お先に失礼します。明日からもよろしくお願いいたします」の声掛けを忘れずに。黙って退社するよりも、確実に好印象を与えることができます。
退社後には派遣会社の担当者に連絡して、初日の業務終了の報告をします(会社によっては担当者から確認の電話がかかってくることもあります)。担当者には意見や感想を率直に伝え、もし困ったことや不安を覚えたことがあれば相談して、派遣先企業に交渉・確認してもらいましょう。

派遣初日の疑問·不安を
解消しよう!

ここからは、派遣初日に気になりがちなことをピックアップして、Q&A形式で解説します。疑問や不安を解消して、すっきりした気持ちで派遣生活のスタートを切りましょう。

Q:派遣当日、ランチはどうすればよいですか?

:基本的には、自身で持参しないようにします。
派遣会社から持参するよう指示されている場合を除き、基本的に初日はランチを持参しない方が良いでしょう。ランチは仕事仲間とコミュニケーションを深められる、絶好のチャンス。初日は上長や指導係がランチに誘ってくれることも多いので、誘われたらぜひ参加するようにしましょう。また、初日の様子をみてランチを持参している人が多いようであれば、翌日からはランチを持参して社内で食べても問題ありません。

Q:あいさつの品として、職場への手土産(菓子折りなど)は必要ですか?

A:必要ありません。
初日に、これからお世話になる職場に手土産をもっていくべきか悩む人も多いようですが、持っていく必要はありません。職場の方々に気を遣わせたり、困惑させたりするおそれもあるので、持っていくのは控えましょう。

Q:電話応対はすべき?

A:指示された場合のみ対応します。
原則として、初日に勝手に電話に出てはいけません。電話口で質問されたことに上手く対応できなくてクレームを受けてしまったり、電話を取り次いでほしいと言われた人が誰なのかわからずに相手を待たせてしまったりする恐れがあるからです。指示された場合は、名乗り方や保留の仕方、内線のつなぎ方などを教わった上で慎重に対応するようにしてください。

Q:当日、体調不良になってしまったら?

A:なるべく早く派遣会社に連絡して休みます。
仕事ができないほど体調が悪い場合は、残念ですが休むしかありません。絶対に無断で欠勤するようなことはせず、「行けない」と判断したら、なるべく早く派遣会社の担当者に電話連絡し、派遣先企業に休む旨を伝えてもらいましょう。初日から休むのは当然、望ましくないことですが、体調不良のまま出社しても周囲にかえって迷惑をかけかねないので、無理せず休み、体調回復に努めてください。体調が回復したら速やかに出社し、上長はじめ周囲の皆さんにお詫びし、今後は体調管理に気を付ける旨を伝えましょう。

Q:初日に遅刻してしまったら?

A:なるべく早く派遣会社に連絡して、遅刻する旨を伝えます。
時間厳守は社会人の基本的なルールで、ビジネスの場面での遅刻は信頼を大きく損なってしまいます。しかも、それが大切な派遣初日であればなおさらです。まず、絶対に遅刻しないように普段より早く起きる、時間に余裕をもって家を出るのが大前提ですが、電車の遅延などやむを得ない理由でどうしても遅刻せざるをえない場合もありえます。その際は、遅刻することが分かった時点でできるだけ早く派遣会社の担当者に電話で連絡を取り、到着時間の目安を派遣先企業に伝えてもらうようにしましょう。遅刻することを伝えずに約束の時間に到着しないと相手に余計な心配をかけてしまいますし、何より相手の大切な時間を無駄にしてしまいます。到着後は、必ず遅刻の理由を説明するとともに、自分の言葉で心からお詫びの気持ちを伝え、心証を下げないよう努めましょう。

Q:誰も相手にしてくれず、放置されてしまったら?

A:「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけてみましょう。
通常はありえませんが、繁忙期などで人手が足りないタイミングで入社すると、研修や指導係の手が足りず、デスクで待機したままになってしまうことも考えられます。また、派遣社員の受け入れに慣れていない企業では、「何をどう指示していいのかわからない」という理由で仕事を割り振られず、手持ちぶさたになってしまう状況も考えられます。「放置されてしまっているかも・・・?」と感じたら、ぜひ勇気を出して「何かお手伝いできることはありませんか?」と声を掛けてみてください。何も指示されてないことに気付き、何らかの仕事を割り振ってくれるはずです。こうした場合以外にも戸惑うことがあるかもしれませんが、困ったことがあれば、まずは指揮命令者の方に相談をしてみましょう。それが難しい場合は、派遣会社の営業担当に遠慮なく相談しましょう。  

Q:初日で「やっぱり合わない」「辞めたい」と感じたら?

A:契約期間中は、原則として辞めることはできません。
初日から「辞めたい」と思うほど深刻な事態が起きることは考えにくいですが、緊張や疲れ、不安から「自分には務まらないかもしれない」、「力不足でやっていけないかもしれない」といったマイナス思考に陥ってしまうことはあるかもしれません。しかし、結論からいうと、派遣社員は原則として、契約期間中に派遣先での就労を辞めることはできません。病気(要診断書)や家族の介護、急な引越し、もしくは職場で嫌がらせやパワハラがあった場合など、やむを得ない理由があるときは、辞職が認められますが、派遣会社との間で別途手続きが必要になります。仮にその会社を辞められたとしても、「初日で辞めてしまった」という印象が付きまとい、派遣会社から別の仕事を紹介されにくくなるリスクもありますので、よほどの事情がない限り、初日で辞めるのは避けた方が良いでしょう。最初は「無理」だと思ったことも、大概は、慣れれば普通にできるようになります。まずは数日間、様子を見て、それでも無理だと感じるようなら、派遣会社の担当者に相談して円満に辞職できる方法について話し合いましょう。

わからないことは派遣会社に相談しよう

このほか、わからないことや不安なことは、遠慮せずに派遣会社の担当者に相談を。派遣会社には派遣社員が不安なく働けるようにサポートする体制が整っており、経験に基づいたノウハウも蓄積されています。派遣会社に登録しているメリットを十分に活かして、より快適に派遣社員生活を楽しみましょう。

まとめ

  1. 派遣先に初めて出社する日は、事前に当日の大まかな流れをシミュレーションしておく

  2. 第一印象を良くしてスムーズに派遣生活を始めるためにも、当日は清潔感のある服 装を心がけ、笑顔でハキハキと受け答えするようにしよう

  3. 初日にふさわしい服装や持ち物、当日の注意事項、自己紹介やあいさつの仕方については、事前に派遣会社の担当者に確認しておくと安心

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